活動状況
平成26年度地方消費者グループ・フォーラム九州・沖縄ブロック
平成26年3月13日(金)にパレアホールにて、「地方消費者グループ・フォーラム 九州・沖縄ブロック」が開催されました。当会の理事長が実行委員長、複数の会員が実行委員としてフォーラムの企画・準備・運営を行いました。
このフォーラムのメインテーマは、「出会って、気づいて、つながろう~高齢者の安全・安心のために~」でした。多様な主体が対等な立場で、お互いの経験や課題を共有しながら対話を重ね、全員が立場を超えて協議する、全員参加型のフォーラムの実現のために、熊本大学大学院社会文化科学研究科交渉紛争解決・組織経営専門職コースと連携しました。
フォーラムでは、18の円卓会議が設定され、
1.「料理中にやけどをした」→(製品事故、安全への配慮など)
2・「次々に購入している~消費者被害にあってると思うのに~」
→(消費者被害の掘り起こし、消費者教育など)
3.「詐欺にあった~投資商品を購入し、郵送で現金を送付した~」
→(被害にあった消費者のケアなど)
の3つの事例について、紛争解決学で活用される診断ツールを応用して対話が進みました。参加者は、消費者団体や生協の会員、消費生活相談員、消費者行政の職員など、消費者問題に深く関わってこられた方が多く、ファシリテーターによって彼らの経験が引き出されていきました。そのため、参加者の専門知や実践知が積み重なり、高齢者への見守り活動への大きなエネルギーが生まれたようです。
それぞれの円卓会議で作成された分析結果を、当会のウェブサイトで公開致します。ここから、これからの高齢者の見守り活動のヒントが得られることだと思います。